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ハーレムで発生したレジオネラ症クラスター/アメリカ
二ューヨークハーレムエリアで発生したレジオネラ症集団感染は7月25日に最初に報告された。ニューヨーク市保健局は7月30日の時点で1名死亡、22人がレジオネラ症と診断されたと発表した。
保健当局によると、クラスターの症例はハーレムの5つの郵便番号が割れ充てられている地域と、隣接するコミュニティで発見された。
影響を受けた地域で稼働しているすべての冷却塔は採水検査され、保健省は陽性結果となった建物の所有者に対し、1日以内に修復を開始するよう指示した。
8月4日時点でレジオネラ・ニューモフィラ菌の簡易検査で陽性となった冷却塔11基について是正措置を完了した。
しかし、公衆衛生研究所は、どの建物が感染原因となっているかを確認するためまだ調査中であった。その後も感染は拡大し、当局によると、8月11日時点で確定者数は90人、死亡者は3人、入院者は17人となった。
8月25日、6人目の死亡を確認、112例が確認された。当局は、市営病院やセクシャルヘルスクリニック(泌尿器科、婦人科、性病科等の医院)を含む10の建物にある12の冷却塔でレジオネラ菌が発見されたと述べた。
8月29日、当局は、セントラルハーレムのレジオネラ症クラスターが終了したと発表。この地域の住民または働いているニューヨーカーがレジオネラ症の症状を訴えた最後の日は8月9日であった。
8月28日の時点で、このクラスターに関連するレジオネラ症の症例は114件となり、90人が入院、うち6人はいまだ入院中、そして7人が死亡した。
このクラスターでは、レジオネラ症患者の少なくとも90%(104人)が50歳以上、喫煙者、慢性肺疾患または慢性疾患のある人、または免疫系が低下している人など、重症化の既知の危険因子を持っていた。
当局の広範な調査の結果、ハーレム病院と建設現場の2か所の冷却塔で見つかったレジオネラ菌株を照合したところ、7人の患者と同じ菌株が見つかった。
資料:2025年7月30日(水)付 NBC4 New York、
資料:2025年8月6日(水)付 CNN、
資料:2025年8月11日(月)付 Gothamist、
資料:2025年8月12日(火)付 abc7NY、
資料:2025年8月25日(月)付 US News、
資料:2025年8月29日(金)付 New York City Health Department