<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。広島市の船越中、2017年から水道水の飲用中止 塩素濃度が基準値未満 市教委は最近まで使用続いているのを知らず/広島
2024年(令和6年)3月20(水)付け中国新聞は、広島市安芸区の船越中で遅くとも2017年から水道水の飲用中止が続いていることが19日、分かった、と伝えた。衛生面から水道法で定められている残留塩素の濃度が、断続的に基準値を満たしていないため。保護者から早期の改善を求める声が上がっているという。
市教委や同校によると、水道水の水質を毎日検査。法は、消毒のため注入した塩素の濃度を水1リットル当たり0・1ミリグラム以上に保つよう定めるが、同校では判明した限り17年7月以降、検査場所や日時によって基準値に達していない場合があるという。
同年、同校は保護者宛ての文書で、水道水を飲まずに、飲み物を子どもに持参させるよう依頼。今も同様に呼びかけている。水道水が原因で生徒が体調不良を訴えたケースはないという。
一方、市教委は当初に事態を把握後、飲用中止が続いているのは最近まで知らなかった。文部科学省の学校環境衛生管理マニュアルでは、学校の水道水が基準に適合しない場合に飲用を中止し、水道部局と相談して必要な措置を講じるよう定めており、この間の対応について学校と市教委は「調査中」としている。
また、原因については「生徒数の減少などで水の使用量が減ると、貯水槽内に水が長時間とどまり、残留塩素が薄まる可能性がある」と推測。対策を検討する。
同校へ子どもを通わせる保護者(43)は「夏は高温が続き、水筒だけでは足りない日もある。なぜ早く対応してくれないのか」と憤っているとのこと。