<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。災害ボランティアに注意喚起「感染症持ちこまぬよう、マスクつけて」
2024年(令和6年)1月27(土)付け朝日新聞は、能登半島地震の災害ボランティア受け入れが27日、石川県内でも拡大された。今回の災害はウィズコロナでの初めての大災害。抵抗力や体力が落ちている高齢者も多く被災しており、ボランティアが感染症を持ち込まないよう、専門家は対策を呼びかけている、と伝えた。
東北大学の児玉栄一教授(災害感染症)によると、2011年の東日本大震災では、避難所間を行き来する支援者が感染源と見られるインフルエンザの流行が確認された。細菌性胃腸炎なども持ち込まれやすい感染症だという。
ボランティアができる感染予防策としては、手洗いや消毒、うがい、体調管理などが基本だが、児玉教授は「マスク着用の効果は大きい」と話す。
国立感染症研究所のデータを元にした児玉教授の解析では、新型インフルエンザが流行した09年には、感染性胃腸炎、マイコプラズマ肺炎など、ほとんどの感染症で患者数が半分以下に激減した。多くの人がマスクを着用した効果と見られる。新型コロナ対策でマスク着用が徹底された時期には、コロナだけでなく、インフルエンザの患者が5分の1になるなどほかの感染症の患者も減ったという。
児玉教授は、「マスクをつけ、体調に違和感があれば参加を見合わせるなど、十分気をつけてほしい」と話す。
被災した地域でボランティアがレジオネラ肺炎や破傷風などに感染するリスクもある。戻ってから2週間は、体調変化に気をつけ、受診する際は災害ボランティアに参加したことを医師に告げることも必要だとのこと。