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2023年(令和5年)10月6日(金)付け読売新聞は、山口県宇部市は4日、昨年12月~今年2月に市楠こもれびの郷(宇部市西万倉)の温浴施設「くすくすの湯」の浴槽から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたにもかかわらず、施設の指定管理者が市に届け出ず、営業を続けていたと発表した、と伝えた。利用者の健康被害は報告されていないという。
市や指定管理者「楠むらづくり株式会社」によると、昨年12月の水質検査で4か所の浴槽から基準値を上回るレジオネラ属菌を検出。1月以降の検査でも最大2・7倍の菌が確認され、4度目の検査(2月)で基準値を下回るまでに約2万1000人が利用したという。
9月に県宇部環境保健所が立ち入り検査を行った際に発覚。市は今月2日、保健所から指摘を受けて事態を把握した。同社は施設がオープンした2009年度から指定管理を担っており、15年に施設でレジオネラ属菌が検出された際も市に報告していなかったという。
市役所で記者会見した同社の河村美弥子社長は「報告を失念していた。コンプライアンスの意識が低かった」と述べ、「利用者に迷惑と心配をかけて申し訳ない」と陳謝したという。
市は3日から施設の営業を停止しており、5日に改めて水質検査を行って基準値を下回れば再開する方針にしているとのこと。