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2023年(令和5年)9月10日(日)付け宮崎日日新聞は、宮崎市は9日、昨年7月に同市内のホテルの浴場から基準値を上回るレジオネラ属菌が検出されたにもかかわらず、職員が結果を見誤り、約1年にわたって必要な指導や清浄化の措置が取られていなかったと発表した、と伝えた。同日までに健康被害は確認されていない。ホテルは同市加江田の「AOSHIMA SUIKOEN」で、8月29日から浴場や客室風呂の使用を停止しているという。
市によると、同ホテルの浴場は宿泊者のみ利用できる。昨年7月の水質検査で四つある浴槽のうち、女性用大風呂から100ミリリットル当たり20CFU=CFUは菌の塊の単位、男性用水風呂から同50CFUと、市の基準(100ミリリットル当たり10CFU未満)を上回るレジオネラ属菌が検出されたという。同月29日、ホテルが市保健所にファクスで報告書を送ったが、担当職員が検査結果の数値を見誤り、「適合」として処理したままとなっていた。市は1年以上経過した今年8月28日、管内92施設の昨年度分の検査結果を取りまとめた際、ミスに気付いたとのこと。