<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。 年々、環境や衛生の問題が国民の健康のみならず、広く経済における被害を引き起こしています。また、これらの被害は地域経済や産業そのものにも多くの損失を出しています。
原因は自然によるだけでなく人為的災害なども多くあります。人為的なものには、知識・技能が乏しくて引き起こされる作業上のミスもあります。
当協会が推進する「水利用設備環境衛生士」は、水を利用する設備機器やこれらを設置している各種施設における「適切な日常及び定期的な衛生管理の方法・手順」「衛生上の問題が生じた際の対応方法」「菌の発生及び感染に至るメカニズム」などを学んだ資格者であり、施設の管理責任者または従事者として、施設全体の衛生管理に対する意識の向上はもちろん、施設利用者のモラル・マナーの向上にも活用できる制度です。
水を利用する設備機器やこれらを設置している各種施設また水に関連する製品等を販売・管理する企業では、「水利用設備環境衛生士」の資格を従事者の方に取得させるよう、あるいは資格者を雇用されるよう、おすすめします。
衛生の問題の解決には、日頃の衛生管理の徹底と適切な知識・技能を持つことが大切です。 「水利用設備環境衛生士」は皆様の生活環境や職場環境を守っていきます。
■衛生士の資格を持っていて欲しい職業例
@ホテル・旅館、高齢者施設、温浴施設(スーパー銭湯など)の設備の管理に従事する者
(清掃員や保守点検作業員など)
A食品や清涼飲料水などの製造工場の設備の管理に従事する者
B建築物・設備の設計及び管理に従事する者
C水を利用する設備機器の製造または販売に従事する者
■衛生士の資格者が従事していると、役立つ例
@各種施設の場合
施設における衛生問題を把握し、適切な日常衛生管理を実施することで感染症の発生を
未然に防ぐことができます。
施設利用者の安全を確保できるだけでなく、感染症が発生していた場合の風評被害を
回避することができます。
また、「衛生士登録証」の発行により、衛生管理教育が徹底されている施設であることを
知って頂き、施設利用者の増加に繋げることができる。
Aウォーターサーバー等、水に関連する製品の販売やメンテナンスの場合
水の衛生に関する知識を持っていることにより、販売時に自社製品の衛生に対する意識の
高さやメンテナンスの必要性について的確に説明ができ、購入者に安心感を与える
ことができる。
B建築物・設備を設計する場合
水の衛生に関する知識を持って建築物や設備を設計することにより、建築物の完成後
または設備の設置後に生じた衛生問題が生じた場合でも適切かつ速やかに原状回復
することができることで、購入者に安心感を与えられる。
水を利用する設備(循環浴槽、冷却塔、人工池・噴水など)を起因とするレジオネラ症等の感染症を防止するためには、衛生に関する知識と安全に対する意識の向上が不可欠です。
入浴施設(スーパー銭湯etc.)、ホテル・旅館、高齢者施設などで衛生管理を担当している方は、まずは学ぶことから始めてみませんか?