<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。 千葉県夷隅保健所(夷隅健康福祉センター)は、『令和6度レジオネラ症防止対策等衛生講習会』を1月30日(木)に勝浦市芸術文化交流センターKuste 大会議室にて開催しました。
講習対象施設は管内の管内の循環ろ過器、循環配管、気泡発生装置、貯湯槽が設置されている入浴施設を有する旅館業および公衆浴場の営業者で、41名(施設)が出席されました。
保健所職員による挨拶ののち、当協会職員が「レジオネラ症発生防止のための衛生管理」〜設備の清掃・消毒方法について〜と題して講習を行いました。
はじめにレジオネラ症とレジオネラ属菌の特長、広島県三原市と兵庫県有馬温泉の事故事例2例の後、レジオネラが属菌はバイオフィルム内で大量に繁殖すること、菌が発生する原因、入浴設備においてはバイオフィルムの除去が効果的な対策手段で有ることを話しました。
次に浴槽水交換と清掃、ヘアキャッチャー、ろ過器の清掃方法、麦飯石をろ材として使用する際の危険性と管理方法に続き、昨年7月1日に千葉県公衆浴場法施行条例及び旅館業法施行条例の改正があり、日常の衛生管理として新たに条例に加わった気泡発生装置、水位計、シャワー設備などを含め、各々の衛生管理方法の説明をしました。
途中休憩をはさみ、消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)の取り扱いと保管方法、循環式浴槽では1年に1回以上循環配管の洗浄を実施することによりバイオフィルムを取り除き適切な衛生対策を行う事などに続き、その他のレジオネラ対策として、冷却塔、加湿器、給水給湯設備等の事故事例と衛生管理方法について講義をおこないました。
参加の皆さんは真剣に聴講され、要所ではメモを取る方も多く見受けられ充実した時間となりました。