<ご注意>
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三重県(医療保険部)は、津・松坂・伊賀の各保健所共催による『令和5年度レジオネラ属菌対策研修会』を11月28日(火)に三重県津庁舎 大会議室にて開催し、協会職員が講習の一部を担当させて頂きました。
この講習は各管内の公衆浴場及び旅館業営業者等を対象に開催され、会場には80名以上の方が参加されました。
当協会職員は「浴場におけるレジオネラ菌対策について」と題し約90分の講習を行いました。
講習の内容は、レジオネラ属菌の特徴やどのようにして人に感染・発症するのか、レジオネラ症はどのような症状なのかなど、菌とレジオネラ症についての基本知識を、続いてこれまでに国内で起きた主なレジオネラ症感染事例の紹介では、集団感染によって施設が閉館となり従業員全員が解雇となった事例、掛け流し温泉でもレジオネラが検出され感染者があったこと、足湯でも菌が検出された事例などを話し、事故が起きた大きな原因の一つは馴れによる油断があった事を紹介しました。
その後、レジオネラ属菌が生息し増殖する原因となるバイオフィルムを除去することの重要性、かけ流しの浴槽でも菌が検出される例が少なからず有ること、施設の管理者が行う日常衛生管理として循環系統にある各設備機器類の具体的清掃・消毒方法、消毒剤の種類と特徴などの他、社会福祉施設等の入浴設備の管理方法、最後に入浴施設設備以外でも気を付けなければならない設備機器として冷却塔や家庭用超音波式加湿器の衛生管理について説明し講習を終了しました。