<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。 千葉県野田保健所(野田健康福祉センター)は、『令和5年度レジオネラ症防止対策等衛生講習会』を10月13日(金)に開催し、当協会職員が講習の一部を担当いたしました。
今回はパソコンを利用したWeb会議機能ZOOMによるオンライン ミーティング方式による開催となり、協会講師担当者は事務局から講義を行いました。
この講習は管内の公衆浴場及び旅館業の営業者を対象に、レジオネラ症防止対策に関する知識化を深め、衛生管理の向上を図ることを目的として開催され、WEB参加の方および保健所会議室へ来場参加された計26名が参加されました。
はじめに保健所職員によるレジオネラ症の発生状況とその対応について講習があり、続いて当協会職員が「入浴施設等のレジオネラ症防止対策」と題し講習を行いました。
講習内容はレジオネラ症とレジオネラ属菌について、これまでに起きた国内の集団感染事例のうち近年の事故事例紹介、事故が起きた要因、適切な衛生管理の重用性等について話しました。
続いてレジオネラ属菌はバイオフィルム内で大量に繁殖することから、入浴設備のレジオネラ対策にはバイオフィルムの除去が効果的であること、浴槽、集毛器、循環配管のほか、普段管理が行き届きにくい水位計、連通管などの機器類もについても日常の衛生管理方法の説明を行いました。
さらに浴槽水だけでなくシャワー設備でもレジオネラ属菌が検出されることがあり定期的な洗浄と消毒の対策が必要なことなどを説明し、循環式浴槽では1年に1回以上定期的に適切な方法で配管洗浄を行いバイオフィルムを取り除き適切な衛生対策を行う必要があることを話しました。
最後にその他設備のレジオネラ症対策として冷却塔と家庭用超音波式加湿器の事故事例と対策について話をして講習を終了しました。