<ご注意>
最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。 熊本県山鹿保健所(山鹿市)は、7月12日(水)に熊本県温泉協会山鹿支部と共催で「令和5年度レジオネラ対策講習会」を八千代座交流施設(熊本県山鹿市山鹿1499番地)で開催し、協会職員が外部講師として講習の一部を担当させて頂きました。
この講習会には管内に約120件ある旅館業許可施設、公衆浴場許可施設を対象に、旅館業と公衆浴場を兼任して管理担当されている方々等60名ほどの方が出席されました。
保健所職員の方による挨拶の後、当協会の職員が講習を担当し、今回は「レジオネラ症対策 入浴施設の衛生管理」のテーマで約90分間の講習を行いました。
講習は、レジオネラ属菌の特徴やどのようにして人に感染・発症するのか、レジオネラ症はどのような症状なのか、かけ流しの温泉水からの検出率など、菌とレジオネラ症についての基本知識から始まり、これまでに国内で起きた主なレジオネラ症感染事例の紹介では、集団感染によって施設が閉館となり従業員全員が解雇となった事例、掛け流し温泉でもレジオネラが検出され感染者があったこと、足湯でも菌が検出された事例などの話の後、レジオネラ属菌が生息増殖するバイオフィルムを除去することの重要性、日常衛生管理として循環系統にある各設備機器類の具体的清掃・消毒方法、消毒剤の種類と特徴などについて説明しました。
さらに、県条例に定められた水質検査回数の実施と管理表の記録・保存がとても大切であることもお話ししました。