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2022年(令和4年)5月9日(月)付け熊本日日新聞は、熊本市は9日、市が所有する35施設で下水道に接続しない違法な洗濯排水が見つかったと発表した。中央・西区土木センターが洗濯排水を近くの農業用水路に垂れ流していた問題を受け、3月下旬から4月下旬まで全1699施設の排水状況を調べていた。市幹部らが記者会見で調査結果を公表し、謝罪した、と伝えた。
市によると、35施設の内訳は、学校14校、保育園8園、市営住宅6団地、コミュニティセンター5施設と交通局の上熊本車両工場、健軍文化ホール。いずれも洗濯機の排水が下水道に流れず、側溝や水路に流れ込む状態だった。
市営住宅では、計197世帯の住人がベランダに洗濯機を置いていた。いずれも1974年以前に建てられ、室内に専用の洗濯機置き場がなかった。市は当面、団地内の空き家に洗濯機を置き、ベランダで洗濯しないよう求めている。今後、全世帯のベランダから下水道に接続できるようにする工事を進め、11月末までに完了させる予定。
市営住宅以外の29施設では、業務に使う作業着やぞうきんを洗濯していた。排水が垂れ流しになっていた期間は不明。22施設が洗濯機の使用をやめ、7施設は仮設の排水管を下水道に接続した。
各施設の排水について、市は「下水道法に違反する状態だった。施設管理者にそういう認識がなかったのだろう」と説明した。環境への影響があるかどうかの調査も検討するという。
市上下水道局の桝田一郎総務部長は「市の施設で決してあってはならないことがあり、反省している。再発防止に取り組みたい」と述べたとのこと。