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2022年(令和4年)3月23日(水)付け熊本日日新聞は、道路や河川の維持管理を担う熊本市の中央・西区土木センター(西区蓮台寺5丁目)で、施設から出た洗濯排水が長年にわたって近くの水路に垂れ流されていたことが22日、市への取材で分かった。公共下水道の整備区域にもかかわらず、施設の排水の一部で法律に反して下水道への接続を怠っていた、と伝えた。
市によると、職員の作業着などを洗うため、資材倉庫前の屋外に設置した5台の洗濯機から排水ホースを延ばし、施設脇の側溝に流していた。洗剤が混じった排水は、側溝を経て近くの水路に流れ込んでいたという。
洗濯機は5台のうち3台が日常的に使われ、1日2~3回稼働している。5台とも市の備品ではなく、職員が持ち込んだらしい。いつ誰が持ち込んだかは不明で、少なくとも10年以上前とみられるという。施設内のほかの排水は下水道に流していた。
熊本日日新聞の取材に、中央区土木センターの上杉剛二所長は「洗濯機があることを知らなかった」、西区の高永恭男所長は「洗濯機があることは認識していたが、使われていないと思った」と説明した。
下水道法は、公共下水道の供用が開始された場合、区域内の住民や事業所は排水設備を設置して下水道に接続しなければならないと定めている。
洗濯や風呂などの生活排水は下水道を通って浄化施設で処理され、河川や海に流されている。市上下水道局給排水設備課は「センターの行為は下水道法に違反している。下水道法の上位法に位置付けられる水質汚濁防止法にも抵触する可能性がある」と指摘する。
センターがある西区の甲斐嗣敏区長は「環境に負荷をかけないために下水道がある。誰がどこまで知っていたのか調査し、対処したい」と話したとのこと。