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最近、当協会の会員でないにもかかわらず、あたかも会員であるかのような記載をホームページに掲載している団体・企業がありますが、当協会とは一切、関係ありませんので、ご注意下さい。なお、当協会の会員については、本ホームページの「会員紹介」ページをご覧下さい。京都の大規模断水、広報不足に住民憤り SNS使わず「防災無線で伝わると」/京都
2022年(令和4年)3月21日(月)付け京都新聞は、京都府南丹市日吉町で2月25日から3月3日にかけて大規模断水が発生した。市は2月24日から取水を止めたにもかかわらず、市民に十分な情報が伝わらないまま25日、断水に至った。4~5日間にわたり不便な生活を強いられた市民からは「取水停止の段階で徹底して広報してくれれば対応策が取れたのに」と憤りの声が漏れる、と伝えた。
断水は2月24日午後、殿田浄水場(同町殿田)が取水する田原川沿いの事業所からインキの流出が確認されたことが発端。浄水場は河川工事で午前から取水を止めており、解除しようという矢先の出来事で、配水池に清浄な水を送り込めなくなった結果、25日昼ごろから断水したという。
殿田、志和賀、保野田の約400世帯に影響が及び、市は4カ所に給水拠点を設けて対応した。道の駅「スプリングスひよし」は温泉施設などの休業に追い込まれ、3小中学校では給食が提供できなかった。
市上下水道部によると、断水の恐れが見込まれた24日夜に2回、防災無線を通じて節水要請を行った。しかし、多くの住民の耳には留まらず、断水は「突然」と受け止められたという。
市は数千人が使っている無料通信アプリLINE(ライン)やフェイスブックの公式アカウントを使った発信もしなかった。広報手段を十分に生かしたとは言いがたく、市には「初期対応が悪い」「いつ解消するか」といった苦情や問い合わせが約120件寄せられたとのこと。