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2022年(令和4年)3月3日(木)付け時事通信は、東京都の改善命令に従わず、メッキ加工時に出る有害物質を含んだ水を排出させたとして、警視庁生活環境課は3日までに、下水道法違反容疑で、メッキ加工業者「福田鍍金工業所」の水質管理責任者、福田浩三容疑者(48)=葛飾区水元=を逮捕した、と伝えた。容疑を否認している。法人としての同社と社長も書類送検したという。
同課によると、排水からは、国の基準(1リットル当たり1ミリグラム)の約170倍に当たるシアン化合物などが検出された。都の下水処理場を経て、荒川や綾瀬川に流れたが、健康被害は確認されていないという。
都は2017年以降、同社に対して約160回の立ち入り検査を実施し、計9回の行政指導を行っていたが、改善されなかった。同容疑者は調べに対し、「処理費用がなかった」と話しているとのこと。