
◇◇◇ 『施設衛生管理適合証』発行第1号の店舗レポート ◇◇◇
 ● 施設名:天然温泉 満天の湯
                【取締役統括支配人:久下沼 伊織さん】
           ● 所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区上星川3-1-1
           ● 電話番号:045-370-4126
           ● ホームページ:http://mantennoyu.com/
 当協会が発行する『施設衛生管理適合証』第1号となった『天然温泉 満天の湯』を訪れました。
           衛生管理の責任者である久下沼支配人に店内を案内して頂きましたので、その様子をレポートいたします。
          
           ※『施設衛生管理適合証』とは、施設が実施している衛生管理(清掃や水質検査の頻度や方法など)について審査を行い、協会が定める基準に適合した施設に対して発行する証書です。
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【レポート】
           訪れたのは平成27年2月23日(月)の午前9時。
           横浜駅から相模鉄道(相鉄)に乗り、10分ほどの上星川駅に到着。
           南口を下車して1分程歩くと、駅ビルに並ぶオレンジ色の外壁の『満天の湯』が現れる。
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| ●『天然温泉 満天の湯』の外観● | 
 中に入ると、午前10時からのオープンに備え、スタッフが最後のチェックを入念にしている様子がうかがえる。
           そんな忙しい時間でも皆にこやかに挨拶して頂き、ゆとりが感じられる。
 さっそく、久下沼さんに案内してもらうことにして、3階の浴室へ。
           浴室は男女ともにサウナと水風呂を併設する9つの内湯と6つの露天風呂からなり、まずは内湯から見ていくことに。
|  | ●入ってすぐの掛け湯には、 「掛湯、先ず五杯」(左) 「自分のためにみんなのために 血圧変動を抑える命綱」(右) の文字が飛び込んでくる。● | 
 開店を前に全ての清掃が完了している。
           内湯の天井は高くて開放感があり、換気が良いのか、壁も含めて目に付く汚れがなく、全体的に清潔感が感じられる。
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| ●日替わり風呂(日替わりで色・香り ・効能が異なる湯が楽しめる)● | ●清潔感のある洗い場● | 
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| ●仰向けの体制で入れる ローリングバス● | |
 浴室内には、利用者の健康のため、あるいはマナー向上のスローガンが所々に掲げられており、こうしたところにもお客様への気遣いが感じられる。
           サウナも既に高温度に達しており、準備万端。
 次に露天風呂のコーナーへ。
           岩風呂と寝湯には敷地内から湧出する薄褐色でpH8.73のアルカリ泉を加熱循環利用しているとのこと。寝湯は温かいお湯の布団のようで、気持ち良すぎて本当に寝てしまう方もいるとか。
           他にも「シルクの湯」「壺湯」など、バラエティーに富んだ露天を満喫できる。
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| ●岩風呂● | ●うたた寝湯● | 
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| ●シルクの湯● | ●壺湯● | 
 最後に機械室も見せてもらった。
           人目に触れない舞台裏であるが、整理されている。
           適切な衛生管理が行える施設か否かは機械室を見ればわかる、というのが私の持論であるが、十分に安心を感じられるよう、整理されていた。
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| ●整理整頓されている機械室● | ●湯の状態を目視できるよう 透明の配管を部分的に使用している● | 
 機械室を出て、フロントに戻ると、午前10時の開店時間に。
           一番風呂を待ちかねていたお客様がご来店。
| ●開店時間に合わせて ご来店のお客様方● |  | |
|  | ●最後に、協会が発行した 『施設衛生管理適合証』を手にする 久下沼さんをパチリ● | 
 1時間ほどの短い時間ではあったが、久下沼さんに案内してもらいながら、衛生管理に対する心がけなどをお聞きしたが、循環式であっても毎日換水し、レジオネラ検査を月2回実施するなど、手間を惜しまず行い、また業界誌『湯きち』にも衛生管理に関するコーナーを連載しているだけあって、透明な配管を使用するなど管理方法に独自の工夫を凝らす姿勢が頼もしく感じられた。
           さらに、「例えば、ろ過器の逆洗浄をとってみてもスタッフがその理由と目的を知り、常に気を配れるようにすることが大事」との心構えも伺えた。
 今後も引き続き、『施設衛生管理適合証』発行第1号店として、お客様が安心して入浴できる施設作りを期待しております。
           また、入浴施設の業界における衛生管理のリーダー的存在としての活躍にも期待したいと思います。
○レポーター:岸本(協会事務局)


