◇◇◇ 『機械室スポットライトツアー』レポート ◇◇◇
● 施設名:ファンタジースパ おふろの国
【店長:田中 譲さん】
● 所在地:神奈川県横浜市鶴見区末吉2-25-23
● 電話番号:045-585-4126
● ホームページ:http://ofuronokuni.co.jp
2012年(平成24年)6月24日(日)に『ファンタジースパおふろの国』で行われた『機械室スポットライトツアー』に参加してきましたので、レポートいたします。
○国道1号線沿いにある 『ファンタジースパ おふろの国』の外観
○ エレベーターを降りた3階がメインフロア
【レポート】
『機械室スポットライトツアー』。おそらく、業界では初めてではないだろうか。
ふつう、一般のお客さんが見ることができない、いや、見たいと言われても見せたくない舞台裏を見てもらおうという企画だ。
「うちはいつ見てもらっても大丈夫です」と、自信のある施設はどのくらいあるだろうか?
これまでに、レジオネラ菌が出た入浴施設に何度も行ったが、機械室を乾燥室と勘違いしているのか、タオルや作業服が干されていたり、工具や薬剤の袋が無造作に放置されていたりと、これでは菌が出ても納得と思わざるを得ない光景を何度も見てきた。
表がきれいでも裏が汚いでは、お金を払ってきていただいているお客様に申し訳ないと思うのだが。。。
一流のレストランは厨房はいつもピカピカですよね。
話はレポーターの個人的な思い入れが出てしまい、脱線してしまったが、再びツアーに戻ろう。
この企画が行われたのは6月24日(日)午後7時。
日曜の夕方 で、家族連れのお客様も多く、たいへんな賑わいの中、スタートした。
ツアーに先立ち、参加者がフロント前に集合。田中店長からツアーの内容について説明を受ける。
参加者が揃ったところで、協会の水利用設備環境衛生士の資格者でもある田中店長が自ら案内人として先頭に立ち、室温40℃超えの2階の機械室へとツアー一行は突入。
多くの機械やタンクが設置され、複雑につながれた配管の様子を初めて見るお客様に、その仕組みや役割について一つ一つ丁寧に説明されていった。
まずは、浴槽のお湯をきれいに保つ最大の立役者・ろ過器について、森に降った雨がきれいな湧き水になるまでの過程になぞらえて、大粒の砂から細かい砂で、油分や汚れを濾(こ)す仕組みを説明した。
続いて、貯湯槽・集毛器・熱交換器・塩素注入器など、その仕組みや役割について丁寧に説明されていった。
また、元プロレスラーの井上勝正さん(熱波隊隊長)との軽妙な掛け合いで、ツアーは終始和やかに進行していった。
参加者からの「清掃の頻度は?お湯はどのくらいで替えるの?」などの質問にも、田中店長が的確に答えていた。
ツアーの最後に参加者全員に工具キーホルダーがプレゼントされ、私もハンマー型のキーホルダーを頂いて帰った。
【まとめ】
ツアーに参加されたお客様にとっては、これら機械をスタッフが定期的に点検し、清掃・消毒することで、お風呂のお湯が衛生的に保たれ、何の心配もなく、ひとときの癒しを味わえることを知っていただけた
意義あるツアーであると思った。
こうした企画は、お客様に対して安心感を与えるだけでなく、施設にとっても衛生管理についてより高い意識をもつキッカケにもなると思うので、是非、多くの施設でも行って頂きたいと思います。
○レポーター:岸本(協会事務局)