ポルトガル北部を襲ったレジオネラ症アウトブレイク、死者10名に/ポルトガル
ポルトガル北部、グレーター・ポルト地区で10月29日以来、レジオネラ症アウトブレイクが発生。症例が多数報告され、その多くは同じ地区のものである。
マトジーニョス、ヴィラ・ド・コンデ、ポーヴォア・デ・ヴァルジンの自治体に影響を与えたアウトブレイクは、10月29日から11月26日まで合わせて88の症例報告で、現在も11人が入院中、10人はレジオネラ症に関連する合併症によって死亡した。
11月中旬、保健当局はマトシニョス郡ペラフィタのLonga Vida乳製品会社の物流センターの冷却塔の1つで「レジオネラ菌」が発見されたことを確認したと発表した。
同社は声明の中で、11月10日に機器を「停止した」と述べたが、「冷却塔内のレジオネラ菌の存在と国の北部を襲ったアウトブレイクの発生源との関係に関する情報は受け取っていない」と述べた。
11月29日、マトジーニョスの工場の冷却塔が停止して以来、ポルトガル北部地域のレジオネラ症の症例が大幅に減少していると、北部地域保健局が明らかにした。
当局は、疾患の潜伏期間である14日が経ったが、新たな症例は発生していない、と強調した。検察は既に、アウトブレイクの原因調査の開始を発表している。
保健長官は、原因を特定するために、地域の様々な場所で分析が行われていると述べた。