大学病院でレジオネラ症の3人死亡/アメリカ
マサチューセッツ州ウィスコンシン州マディソンのウィスコンシン大学(UW)病院に入院中の患者が、病院の給湯システムに発生した細菌によりレジオネラ症を発症、これまで(12月18日現在)に3人の患者が死亡したと発表した。
病院の広報担当者によると、病院では全部で14人のレジオネラ症が確認されている。1人の患者が入院中、10人の患者が退院した。死亡した3人の患者は、「重大な生命を脅かす健康状態」だったという。
レジオネラ症は、11月末に4人の患者が最初に診断された。病院によるとこれらの症例は、11月に変更された低需要時に病院の水流を制限するシステムと関係していると言い、このシステムは細菌に対して脆弱性があると述べた。その1週間後、症例数は11人に増加した。
病院はレジオネラ菌を排除するために建物内のすべての給湯系を洗浄するための「ハイパークロリネーション(超高濃度塩素処理)」方法を実施し、レジオネラ菌を排除し、現在は通常の供給が再開されている。
病院は細菌が生息する給水系の清掃努力と監視を継続していくという。