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イタリア北部でレジオネラア症ウトブレイク、原因が特定される/イタリア

 イタリア北部で何百人もの人々を発症させたレジオネラ菌の発生源は、水道水ではなく冷却塔であることが確認された。7月中旬以降、ミラノ近郊で大規模なレジオネラ症アウトブレイクが発生した。
 9月、ATS(健康保護機関)の調査によりブレシア県内の14の冷却塔のうち9ヵ所でレジオネラ症や他の呼吸器系疾患を引き起こす細菌が検出された。
 トレンティーノからブレシアとイドロ湖に至るキエーゼ川から採取された12検体中6つも陽性であった。当局は冷却塔所有者に対し、さらなる汚染を防ぐために緊急清掃を行うよう命令する予定。検察は、少なくとも2人の死亡をもたらしたとされているアウトブレイクの責任を判断するための調査を開始した。
 ブレシア県内の合計405人が最近数週間のうちに肺炎の症状を呈し、レジオネラによって引き起こされた例が42件あった。
 罹患者のほとんどは高齢者であり、多くは男性であった(405件中269件が男性、全体の66.4%を占めた)。
 9月15日までに新たな症例が減少していることから、当局は最悪のアウトブレイクが終了したと判断した。

資料:2018年7月26日(木)付 THE Local it、9月17日(月)付 BS News it、
9月18日(火)付 THE LOCAL it