シドニーの中心街でレジオネラ症アウトブレイク/オーストラリア
二ューサウスウェールズ州保健省は9日、シドニーCBD(シドニー中央ビジネス街)でレジオネラ症の集団発生が有ったと発表、60代の3人と、30代の1人の計4人の男性が入院中し治療を受けているという。
男性らは市庁舎エリアにおいて汚染された水、蒸気や粉塵によって引き起こされる細菌による肺感染症を患ったと考えられ、保健局はこのアウトブレイクの後にシドニーCBDの市庁舎エリアを訪れた人で発熱、悪寒、咳や息切れなどの症状がある人全員に医師の受診を呼びかけている。
その後の報道ではレジオネラ症感染者はさらに4人増え、30代~80代の男性計8人になったと伝えた。
保健省はこの地区の冷却塔がアウトブレイクに大きく関係しているとして、大規模な建物の汚染された空調装置を調査しているが、いまだ感染源の特定には至っていない。