香港のスターバックス、トイレの水でコーヒー入れる/香港(中国)
世界的コーヒーチェーン「スターバックス」の香港中心部にある店舗が、入居するビルの駐車場のトイレから水道水を運び込み、コーヒーをいれていたことが判明、市民から批判を浴びている。地元紙などが31日までに報じた。
この店舗は香港のビジネス街、セントラル地区の「中国銀行タワー」に2011年オープン。しかし店内に水道設備が無いため、店から約70メートル離れたトイレ内の水道の蛇口からタンクに水を汲んで使用していた。
同紙が動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップした映像には、男性小便器から1メートルほどしか離れていない場所にある「スターバックス専用」と張り紙がされた蛇口から、従業員が採水している様子が映されている。
店側は同紙に対し、使ったのは飲料可能な水道水で衛生状態は保たれており、ろ過もしていたと説明。だが衛生当局は「取水方法と場所が規定に合っていない」と警告。店は現在、水道水の使用をやめて蒸留水を使っているという。