水に関するニュース

小児科病院で女児がレジオネラに感染／ニュージーランド

　ニュージーランドのオークランド地方にある小児病院で女児がレジオネラ症と診断され、集中治療を受けた。女児は免疫力が低下していたため病院に入院していたが、その間にレジオネラ菌に感染した。
　この病院でのレジオネラ症感染は初めてだが、カンタベリー地方では昨年11月にガーデニングをしていた9人が感染し、そのうちの1人が死亡するという集団感染が起きている。
　オークランド保健委員会はその後の調査により、水系衛生管理システムの不具合が原因であると発表した。銅・銀イオン発生装置の濃度水準が低すぎてレジオネラ菌の繁殖を抑えきれていなかったという。
　ニュージーランドではオーストラリアと同様の水質基準が設定されているが、免疫力が低下した患者がいる病院では充分ではなく、レジオネラ菌にはより低い限界基準を設けるべきか検討している。

資料:2013年2月26日(火)、3月16日(土)付 3NEWS

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