トップページ水に関するニュース(海外編)

水に関するニュース



ピッツバーグの退役軍人病院で、5名がレジオネラに感染・1名死亡/アメリカ

 ペンシルヴァニア州ピッツバーグ市オークランドにある病院で、5人の患者がレジオネラ症に感染し、そのうちの1人が死亡した。
 感染源は、米国退役軍人省が管轄するユニバーシティ・ドライヴ病院の水系設備とされている。この設備は、銅・銀イオン発生装置でレジオネラ対策が行われていたが、1年近く前に病院から最初に調査を依頼された会社は、衛生管理の方法が不適切であることを繰り返し指摘し、5月には別の管理方法を提案したが受け入れられなかったことが明らかになった。
 また、6月に病院から調査を依頼された別の会社も不適切な管理であることを指摘し改善を提案したが、事故が発生する11月までに返答はなかったという。
 病院側はこれらに反論しているが、死亡した患者の遺族が12月23日に訴訟を申し立てており、今後は責任の所在が法廷で追求されることとなる。

資料:2012年12月13日(木)付 Pittsburgh Post Gazette 他