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レジオネラ対策で水温を上げた浴槽で女性が火傷を負い死亡/イギリス

 イギリス南岸のリゾート地ボーマンスの「『ロイヤルバスホテル』で家族と休暇を楽しんでいた86歳の女性が、ホテルの部屋の風呂で入浴しようとした際、50度以上の熱湯により重度の火傷を負い死亡した。
 検死では、彼女は下肢の広範囲と背中、腕に火傷を負い、火傷の範囲は体の50%であったという。
 ホテル側によると、ボイラーで60℃に加温された湯が約50℃で蛇口から出ていたと言い、これはレジオネラ症を防止する為に行ったもので、20度から45度で繁殖するレジオネラ属菌による肺炎が拡散する可能性を低減するための措置であったとした。
 公聴会では「熱湯に注意」という警告文がその部屋の浴室には無かったという。
 後の調べで、女性は認知症が原因で湯に浸かるという誤った判断をして、広範囲にわたる火傷を負い死亡した可能性があるとした。

資料:2011年11月30日(水)付 The Telegraph