レジオネラ症の宿泊客8人がホテルを提訴/アメリカ
昨年6月から7月にかけて、ラスベガスの大型高級ホテルに滞在しレジオネラ属菌にさらされたとして、当時の宿泊者8人がホテルと建設業者らを相手取り、計3億3,700万ドル(約263億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。
うち6人の原告は、宿泊後にレジオネラ症を発症し治療を受けたと主張。訴訟では、ホテルのオーナーやシティーセンター複合施設の建設業者らに対し過失があったと主張している。
原告の弁護士によると、供給水設計の管理に問題があるとみており、供給水システム中にレジオネラ属菌がいたという多くの事実があり、シャワーや蛇口からのエアロゾルを吸い込み病原体が体に入ったとしている。
また訴訟では、入院や療養などで同伴者たちも楽しみを奪われたとして、それらの損失も含めている。
ホテル側は過失を否定、客側と慎重に連絡をとりつつ、かかる費用を弁済しているという。