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プレイボーイマンションでレジオネラ症集団発生/アメリカ

 雑誌『プレイボーイ』の創刊者が所有する「プレイボーイマンション」(ロサンゼルス)で、2月初めに開かれたパーティーに出席した約200人が、レジオネラ症に似た呼吸困難などの症状を訴えた。
 ロサンゼルス郡保健当局や米疾病予防管理センター(CDC)では、このマンションが集団発生の感染源である可能性が高いとして調べを進めている。
 2月初め、サンタモニカのホテルで3日間にわたって開かれたイベントに30か国から700人が参加した。最終日はプレイボーイマンションに場所を移しパーティーを開いたが、開始から48時間後、参加者らが相次いで激しい呼吸困難や風邪のような症状などを訴え始めたという。
 12人ほどが最も激しい症状である肺炎などを発症した。1週間程度で症状が治まった人が大半で命に別状はない様子。当初、詳しい原因は不明だったが、数人がレジオネラ症に感染しポンティアック熱であったことが判明。
 イベント当日はスモークを焚く噴霧器を使っており、この装置が菌を飛散させた疑いがあるという。当初、マンション側はこの憶測を否定していたが、後にこのマンションの水源からレジオネラ属菌が発見され、疑いが強くなった。

資料:2011年2月15日(火)付 AFP、3月1日(火)付 LOS ANGELES TIMES、3月2日(水)付 ロイター