新築アパートで起きたレジオネラ感染症/デンマーク
2008年12月から2009年1月にかけて、コペンハーゲンの郊外の新築アパートで2人のレジオネラ症感染者が見つかった。
調査の結果、この2人から検出されたレジオネラ属菌は同じ株(L.ニューモフィラSG1)であり、住宅の給湯水から検出された菌株とも一致していたため、感染源はこの給湯システムであると推定された。
この2例に関して環境調査が実施され、給湯システムでのレジオネラ属菌発生の危険因子として、
1.建築や配管の時期から実際に住み始めて湯が使用されるまでの期間の水の停滞
2.シャワーホース内の低温(室温から38度ぐらい)での水の停滞
3.給湯システムの設定の不具合
が指摘された。