マドリードでレジオネラによる第5の犠牲者/スペイン
10月下旬、マドリード市内でレジオネラ症集団感染が発生、11月1日に1人死亡したことで、計46名にのぼる集団感染による死者の合計は5人となった。
5番目の被害者は87歳の男性で10月26日に発症、11月1日に緊急入院したが同日に死亡した。
11月8日に疫学的調査により8基の冷却塔を封鎖することが勧告され、計12基が封鎖となった。
46名の感染者のうち30名は退院しており、7名が入院中(4名が病棟・3名が集中治療室)、4名が入通院不要となっている。マドリード健康協議会は要領に基づき、調査した全冷却塔の洗浄をするよう命じた。検体は179カ所から採取した。
これまでに736試料の検査が行われ、レジオネラ・ニューモフィラSG1(血清群1)について122検体が陰性、31検体が陽性であった。