群馬大病院が外来診療を再開 水質異常の貯水槽を特定/群馬
2021年(令和3年)10月26日(火)付け毎日新聞は、群馬大医学部付属病院(前橋市)で井戸水を浄化した飲料水で作ったミルクを飲んだ乳児10人が、血液の酸素を運ぶ能力を阻害する「メトヘモグロビン血症」を発症した問題で、同病院は25日、水質に異常がある施設を特定したとして、全ての外来診療を再開した、と伝えた。
同病院によると、井戸水の水源などに問題はなかったが、北病棟の貯水槽から供給される飲料水から基準値を大幅に超える「亜硝酸態窒素」が検出された。貯水槽の配管に何らかの異常があり、混入した可能性があるという。貯水槽の飲料水は北病棟を含む6棟に供給され、乳児のミルクもこの飲料水が使われていたという。
問題を受け、同病院では21日から全診療科の外来を休診とした。前橋市保健所は22日、乳児の発症原因をミルクを飲んだことによる食中毒と断定していたとのこと。