温泉施設で基準値超えレジオネラ菌 おうち天徳の湯
2021年(令和3年)9月11日(土)付け佐賀新聞は、唐津市は10日、同市相知町の温泉施設「おうち天徳の湯」の男湯の薬湯風呂や女湯の露天風呂などから、基準値の最大7倍のレジオネラ属菌を検出したと発表した、と伝えた。8月20日以降休館しており、現時点で健康被害の届けはないという。
施設の指定管理者が8月3日、定期検査で水質検査機関に分析を依頼。19日に基準値を超えていることが分かり、20日に市に報告した。8月3日~19日の利用者は延べ2415人。市は体調不良などがあれば医療機関を受診し、市や同施設に連絡するよう呼び掛けている。
レジオネラ属菌は水中などに生息し、潜伏期間は2~10日。感染するとレジオネラ症を引き起こして頭痛や高熱、筋肉痛などの症状がみられるという。