消毒液8400キロ、川に流出 岡山県里庄町の浄水場、配管破損が原因/岡山
2021年(令和3年)9月2日(木)付け山陽新聞は、岡山県西南水道企業団は2日、里庄町新庄の浄水場から消毒用の次亜塩素酸ナトリウム液約8400キロが近くの浜中川に流出したと発表した。配管の破損が原因。人の健康被害は確認されていないが、川の魚が40~50匹死んでいるのが見つかった、と伝えた。
同企業団によると、同日午前11時から午後0時半にかけ、次亜塩素酸ナトリウムを保存するタンクと別の槽をつなぐ塩化ビニール製パイプ(直径2センチ)が外れて流出した。約3キロ下流の海まで流れたとみられるという。
午後2時ごろに川の水を検査した結果は中性で、カルキ臭は同5時ごろには消えていたという。同企業団は川のそばに近づかないよう広報車などで付近住民らに呼び掛けた。
会見した同企業団企業長の小林嘉文笠岡市長は「破損の原因を究明し、日常の点検を徹底する」と述べたとのこと。