富士市立小で有毒ガス発生 教諭が薬剤取り扱い誤る/静岡
2021年(令和3年)7月7日付け静岡新聞は、富士市教育委員会は6日、同市の広見小で教諭が消毒用の薬剤の取り扱いを誤り、有毒の塩素ガスが発生したと発表した、と伝えた。
同日時点で児童や教職員、近隣住民に体調不良を訴えた人はいないとのこと。
同市教委によると、プール当番だった教諭が同日午前7時半ごろ、同小のプール機械室で、次亜塩素酸ナトリウム約3リットルを入れるタンクを見誤り、現在使用されていない酸性の凝集剤の入ったタンクに入れたため、有毒ガスとともに強い悪臭が発生した。同小はプールへの立ち入りを禁止し、水泳の授業を中止した。現在も臭いがするため、専門業者に依頼し、廃液処理を行うとのこと。
市教委は、今後、不使用のタンクを撤去するとともに、表示の明確化などの再発防止策を各校に伝えるとしている。