紫波町の温泉施設でレジオネラ菌/岩手
2021年1月12日にNHK NEWS WEB(岩手)は、紫波町にある温泉施設、「ラ・フランス温泉館」で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたことがわかった、と伝えた。
紫波町や県によると、同施設を先月下旬に利用した県外の人に、レジオネラ属菌による症状が見られたと連絡があり、管轄する保健所が今月5日に温泉の検査を行った結果、12日、「露天風呂」から県の条例で定められている基準値の100倍、「寝湯」から基準値をわずかに上回るレジオネラ属菌が検出されたことがわかったとのこと。
町によると、2か月に1回自主的に検査をしていて、去年11月の検査の際には異常はなかったとのこと。
菌が検出された原因は分かっておらず、町では、今月9日から同施設を自主的に休業し、館内設備の点検と清掃作業を行ったということで、保健所の指導のもと、採取した温泉水の検査で安全が確認されるまでは休業する。
町によると、今のところ、同施設の利用者で健康被害を訴えている人はいないとのことですが、年末から今月初めにかけて利用した人で、体調が優れない人は医療機関を受診するよう呼びかけている。