レジオネラ菌基準クリア 旅行キャンペーンへ 旅館利用者死亡の西和賀町/岩手
2020年10月12日にFNNプライムオンラインは、岩手県西和賀町の温泉旅館で利用者がレジオネラ菌に感染して死亡した問題で、12日、西和賀町と湯田温泉峡旅館組合が合同で会見し、現在は休館中の施設を除き町内31の入浴施設でレジオネラ菌の検査を実施し、全て基準を満たしているため、秋の行楽キャンペーンを実施すると発表した、と伝えた。
この問題は、8月、町内の旅館を利用した60代の男性が、入浴後にレジオネラ菌に感染し肺炎で死亡。9月24日、この旅館が営業の一部停止命令を受けたもの。
西和賀町の細井洋行町長は、「このような事態が起こってしまったことを遺憾に思っていますし、多くのお客様に対しては色んなご心配をおかけし申し訳なく、深くお詫び申し上げます」
と話している。
町では、今回の検査結果を踏まえ、10月1日からの実施を延期していた町独自の旅行キャンペーンを10月24日から開催すると発表した。
町と旅館組合は「浴槽や源泉を運ぶ配管設備を中心に衛生管理を強化する一方、新型コロナウイルス対策も徹底し、安心・安全な受け入れにつとめたい」と、キャンペーンへの意欲を示したとのこと。