阿蘇の温泉施設でレジオネラ属菌/熊本
2019年(令和元年)11月29日にNHK NEWS WEB(熊本)は、28日、阿蘇市にある温泉施設の浴槽から基準値を上回るレジオネラ属菌が検出され、市は、温泉施設の利用を中止して原因を調べている、と伝えた。
市によると、これまで健康被害の報告はないとのこと。
阿蘇市福祉課によると、市が阿蘇市社会福祉協議会に運営を委託している阿蘇市内牧にある「阿蘇保健福祉センター」内の温泉施設で、今月20日、年2回行っている水質検査をしたところ、浴槽から基準値の12倍のレジオネラ属菌が検出されたことが28日わかった。
この温泉施設でこれまでに基準値を上回るレジオネラ属菌が検出されたことはなく、市は安全が確認されるまで温泉施設の利用を中止するとしている。
水質検査を行った今月20日から28日までの間、1日あたりおよそ150人の利用者がいたとのことだが、これまで、健康被害の報告はないとのこと。
阿蘇市福祉課は、「今後は原因を調査するとともに清掃・消毒などの安全対策を行っていく。阿蘇保健所と協議をしたうえで施設の利用再開を決定したい」とコメントしている。