出雲市の温泉施設でレジオネラ菌/島根
2019年(令和元年)11月21日にNHK NEWS WEB(島根)は、20日、出雲市が地元のNPO法人に運営を委託している温泉施設「出雲平成温泉」の一部の風呂から、国の基準値を上回るレジオネラ菌が検出され、市はこの風呂の使用を中止して安全性の確認を急いでいると、伝えた。
出雲市によると、定期的な水質検査の結果、今月12日に採取した女湯の薬草風呂のお湯から基準をわずかに上回るレジオネラ菌が検出されたことが、20日、分かった。
この施設には、大浴場と露天風呂、それに薬草風呂があるが、市は21日、施設全体を臨時休業にし安全性の確認を行った。その結果、ほかの風呂は安全性が確認されたとして、22日からは、この女湯の薬草風呂以外は通常通り営業を再開させるとのこと。
出雲市は、女湯の薬草風呂については、浴槽を洗浄して改めて水質検査を実施し、安全性の確認をした上で、再開について判断したいとしている。
出雲市によると、お湯を採取した今月12日から20日までの間、施設全体で1,300人ほどの利用者がいたが、これまでのところ、健康被害は報告されていないとのこと。