「年末大掃除」開始を今月に前倒し 別府市営温泉/大分
2019年(令和元年)11月13日付け朝日新聞は、大分県別府市営温泉で例年12月から順に取り組んでいた「年末大掃除」を、今年は前倒しして今月から始めた、と伝えた。
市の衛生管理体制を見直し、12月に集中していた清掃のための休みを両月に分散させる。ただ、常連からは「まだ11月なのに季節感が薄れるなあ」との声も出ている。
大掃除は11日から12月26日まで16施設で行う。 昨年10月、市営温泉の1カ所でレジオネラ菌が検出されたことなどもあり、年2回だった大掃除を今年は4回程度まで増やした。源泉からくみ上げる揚湯管(ようとうかん)の清掃には、特に力を入れているという。
南町の永石温泉では12日、作業員10人ほどが高圧洗浄機で天井や壁、排水溝などの汚れを手際よく除去。「スケール」と呼ぶ温泉成分特有のがんこな湯あかやぬめりをこすり落としていた。
市の担当者は「大掃除は11月から丹念に取り組みます。12月はゆっくりとリフレッシュして」と話している。