小学校のプールで塩素ガス発生か/東京
2019年(令和元年)6月17日にNHKは、17日午前、葛飾区の上平井小学校で、プールの授業の準備をしていた教員6人が目や鼻の痛みを訴え、病院で手当てを受けた、と伝えた。
17日午前8時前、プールの機械室で、授業の準備をしていた副校長ら教員6人が目や鼻の痛みを訴え、消防に通報した。
消防が調べたところ、機械室に塩素ガスが発生していたため、3時間余りにわたって児童などにプールの周辺に近づかないよう呼びかけた。
教員6人は病院で手当てを受けたが、いずれも症状は軽く、児童は校舎内にいたため、症状を訴える子どもはいないとのこと。
区の教育委員会によると、この小学校では17日からプールの授業が始まる予定で、教員はプールの水を浄化する装置に塩素を投入するところを、誤って塩素の濃度を調整する別の薬剤を投入し、すぐに誤りに気づいて塩素を投入した結果、化学反応が起きて塩素ガスが発生したとみられるとのこと。
葛飾区教育委員会は「薬剤が適正に取り扱われるよう指導を徹底していきたい」とコメントしている。