レジオネラ肺炎で高齢男性死亡/千葉
2019年(平成31年)4月2日にNHK NEWS WEB(千葉)は、館山市の高齢者施設に入所する84歳の男性が、1日、レジオネラ菌による肺炎で死亡した、と伝えた。
千葉県によると、先月29日、館山市の高齢者施設に入所中の84歳の男性が、冷や汗や食事量が低下するなどの症状が出て、市内の医療機関に入院した。検査の結果、レジオネラ菌に感染していることがわかり、治療を受けていたが、3日後の1日、肺炎で死亡した。
保健所が高齢者施設の男性の暮らしていた個室や浴室などを調べたが、レジオネラ菌に感染した原因は特定できなかったとのこと。
また、この施設で男性以外の感染者は確認されなかったという。
千葉県内では、レジオネラ菌の感染が報告されたのはことしに入ってこれで14件目で、死亡は初めてだとのこと。
千葉県は「レジオネラ菌は浴槽や加湿器など水のたまる場所で繁殖しやすいため、こまめに掃除して衛生的に保つようにしてほしい。治療が遅れると重症化するので、症状が出たら速やかに受診してほしい」と注意を呼びかけている。
※本記事におけるレジオネラ症の原因は特定されていませんが、レジオネラ症は様々な水を利用する設備機器の衛生管理を起因とする事例が多いので、注意喚起の観点から掲載しています。