道内初のレジオネラ集団感染 1人死亡 釧路管内の介護施設/北海道
2019年(平成31年)3月1日付け北海道新聞は、釧路保健所は1日、釧路管内の介護保険施設で入所者の男女3人がレジオネラ菌に集団感染し、男性1人が死亡したと発表した、と伝えた。
レジオネラ菌の集団感染と、感染による死亡は道内で初めて。
居室内にあった加湿器が感染源とみられるという。
同保健所によると、1月16日に90代男性がせきや発熱を訴え、医療機関でレジオネラ症と診断されて入院し、21日にレジオネラ肺炎で死亡した。
その後、80代女性と別の90代男性も発熱を訴え、28日に医療機関を受診。レジオネラ症の診断を受け入院した。男性は回復し、女性も入院中だが快方に向かっているという。
感染源特定のため保健所が施設内を検査したところ、加湿器1台から1人の菌と同一遺伝子型の菌が検出された。施設は加湿器の水を毎日取り替え、定期的に清掃していたという。
道地域保健課によると、道内のレジオネラ菌の感染報告は年間30~40件程度。