神戸の商業ビルで受水槽汚染 33人食中毒か/兵庫
2019年(平成31年)2月20日付け産経新聞は、神戸市は20日、同市中央区の商業ビルの受水槽に汚染が見つかり、飲食店3店舗で客と従業員計33人に下痢や嘔吐(おうと)などの健康被害があったと発表した、と伝えた。
市保健所の調査で水からノロウイルスが検出。ビルの管理会社に受水槽の管理や点検を徹底するよう指導した。
市によると、ビルには飲食店10店舗が入居。今月5日に「水が腐敗したような臭いがする」と水道局を通して通報があった。保健所の聞き取り調査で、1月上旬以降、断続的に客や従業員が被害を訴えていたことが判明。ノロウイルスによる食中毒を特定できたのは6人だけだが、いずれも回復している。
地下に設置された水道水をためる受水槽に、地下水などをためる別の水槽の水が混入したことが原因とみられる。管理会社は少なくとも約1年間、義務付けられた点検を行っていなかったという。