有機肥料会社社長ら2人逮捕 環境基準超える汚染水を名古屋港に排出した容疑/愛知
2019年(平成31年)1月24日付け毎日新聞は、環境基準を超える汚水を排出したとして、愛知県警は24日、熊本市西区の有機肥料会社「熊本清掃社」社長の村平光士郎容疑者(46)と、同社の工場長代理、都築勇太容疑者(34)を水質汚濁防止法(排出制限)違反容疑で逮捕した、と伝えた。
逮捕容疑は、昨年9月7日~11月30日、名古屋市港区の同社の有機肥料製造工場「バイオプラザなごや」から、環境基準の110倍のアンモニアを含む汚染水を5回、名古屋港に排出したとしている。
村平容疑者は「従業員に指示をしていない」と否認し、都築容疑者は「社長から指示されて汚水を流していた」と容疑を認めているという。
県警によると、同社は雨の日や夜間に人目を避けて汚水を排出することをマニュアル化していた。
同社は名古屋と熊本に工場があり、廃棄された食品から肥料を作るリサイクル事業などを展開。「バイオプラザなごや」の1日の処理能力は326トンで、農林水産省によると、国内の食品リサイクル施設では最大級の能力という。