南島原の温泉でレジオネラ属菌/長崎
2019年(平成31年)1月16日にNHK WEB NEWS(長崎)は、南島原市の指定管理者が運営する温泉施設で、国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出され、市は特別に清掃や検査を行うため、当面の間施設を休館することにしていると、伝えた。
レジオネラ属菌が検出されたのは、南島原市布津福祉センターにある温泉施設「湯楽里」。
市によると、今月8日、県南保健所から「施設の利用者にレジオネラ属菌感染者が出た」と連絡があったため、市はすぐに施設を休館し、保健所が施設内の浴槽など11か所でサンプルを採取して検査を行った結果、泡風呂など4か所で国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたとのこと。
市が浴槽などの清掃や消毒の記録を確認したところ、施設のマニュアルで本来、週に1度行うことになっている浴場の消毒作業が、10日に1度になっているなど、マニュアル通り行われていないケースがあったとのこと。
この施設は、「かけ流し」の温泉として年間7万人近い人が利用するということだが、市は清掃や検査のために、当面施設を休館するとともに、指定管理を受けて施設を運営している社会福祉法人南島原市社会福祉協議会を指導して消毒などの衛生管理の徹底をはかることにしている。