市営温泉の大そうじ レジオネラ菌撃退めざし/大分
2018年12月20日付け朝日新聞デジタルは、大分県別府市営温泉施設で年末恒例の大掃除が始まった、と伝えた。
19日は、砂湯を備え、観光客にも人気の高い元町の竹瓦温泉で行われた。
今年10月には市営温泉の1カ所でレジオネラ菌が検出され、一時休業する騒ぎが起きており、いつもより入念に磨きをかけた。28日まで計17温泉で続ける。
作業員らは高圧洗浄機で天井や壁、排水溝などの汚れを手際よく除き、「スケール」と呼ぶ温泉成分特有の頑固な湯垢(あか)を研磨機で落とした。県薬剤師会や市の担当者が立ち会い、菌の温床となるヌメリの多い浴槽の四隅などで菌の量を測っていた。
県薬剤師会検査センターの緒方喜久代さんは、「菌はどこにでもいるので日常の管理をしっかりしましょう」と助言した。
市は、冬至の22日、竹瓦、堀田、柴石各温泉と別府海浜砂湯をゆず湯にする。
29日~正月三が日は竹瓦、不老泉、田の湯、海門寺、永石、浜田、浜脇の7温泉を無料開放。北浜、堀田など5温泉では正月三が日、特産のザボンを浮かべたざぼん湯を楽しめる。