水道水に異臭 那須塩原/栃木
2018年(平成30年)2月12日付け産経新聞は、栃木県那須塩原市は11日、黒磯地区の一部で「水道水に異臭がする」との情報が寄せられたと発表した、と伝えた。
異臭は同日夕に解消したとのこと。
同市によると、鳥野目浄水場(同市東原)から供給される水道水について、10日午前から異臭の情報が相次いだ。同浄水場では9日夜にアンモニア濃度の上昇が確認され、配水管内の塩素濃度が低下しているとして塩素量を増やした。10日も塩素量を増やし、配水管の途中のポイントで水を抜いて入れ替えるなどした。
対象地区の住民にメールや広報車で水道水を飲まないように呼びかけ、市役所や公民館など4カ所に臨時給水所を設置。異臭は11日朝までに一部地区で、同日夕に残る地区で解消した。体調不良などの被害は出ていないという。
同市水道課は異臭の原因について、配管内の塩素量が想定より多くなってアンモニアによる臭気が残ったり、塩素が高い濃度のまま給水栓に達したりした可能性があると説明している。