レジオネラ症で利用者が肺炎に 二戸市・天台の湯/岩手
2018年(平成30年)1月25日付け岩手日報は、二戸市の第三セクター市ふるさと振興(社長・藤原淳市長)が運営する同市浄法寺町の宿泊入浴施設「稲庭交流センター天台の湯」の利用者がレジオネラ症による肺炎となり、同施設のシャワーからレジオネラ属菌が検出されていたことが24日わかった、と伝えた。
同社は23日から入浴施設の営業を自粛している。再開時期は未定。
同社によると、4日に宿泊した県外の男性がレジオネラ症による肺炎と診断され、16日に家族が同施設に連絡した。市が因果関係を調べている。男性は自宅療養中だが、年齢や詳しい状態は不明。男性の他に発症者は確認されていない。
同施設は二戸保健所の指導を受けて営業を続けたが、同所が23日に行った水質検査で男女のシャワーからレジオネラ属菌が検出され、営業を自粛した。
26日に詳細な検査結果が判明し、県の入浴施設管理基準(100ミリリットル当たり10コロニー形成単位=CFU)を超えれば営業停止処分となる。