レジオネラ菌検出で温泉施設休館/秋田
2017年(平成29年)12月25日にNHK秋田放送局は、湯沢市の温泉施設で基準を超えるレジオネラ菌が検出されたとして、市は今月22日からこの施設の営業を中止する措置をとった、と伝えた。
営業を中止したのは、湯沢市駒形町にある「老人福祉センター緑風荘」。
市によると、今月14日に定期検査を行ったところ、浴槽で採取した検体の1つから基準値をわずかに超えるレジオネラ菌が検出されたということで、市は検査結果が出た今月22日の午後から施設を臨時休館する措置をとった。
施設は1日あたり150人から200人ほどが利用しているということだが、25日夕方までの時点で、利用者から体調不良などを訴える連絡は入っていないとのこと。
レジオネラ菌は、抵抗力の弱い人が吸い込むと肺炎などを引き起こすおそれがあるということで、湯沢市は「施設利用のあと体調に変化があった場合には市に連絡してほしい」と話している。
市では年明けにも入浴施設を消毒して再検査を行ったうえで、安全が確認できしだい営業を再開したいとしている。