鶴岡の公衆浴場でレジオネラ菌検出/山形
2017年(平成29年)12月23日付け山形新聞は、鶴岡市は「市湯野浜上区公衆浴場」で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたため、21日夕から営業を停止していると発表した、と伝えた。
現時点で利用者の健康被害はない。
湯野浜地区では今月上旬に下区公衆浴場でもレジオネラ属菌が検出されており、市は両公衆浴場を運営する地元自治会への指導を徹底し、今後の管理方法について協議していくとのこと。
市は下区公衆浴場を利用した酒田市の70代男性1人がレジオネラ症を発症したことを受け、上区公衆浴場でも水質検査を実施。21日に結果が判明し、男性浴場で基準値の6倍、女性浴場で2倍となるレジオネラ属菌が検出された。
市の担当者は「2施設で発生したことを重く受け止めている。当面は営業を自粛し、修繕すべきところは修繕し、清掃を徹底するよう指導していく」と話した。
下区公衆浴場は4日から営業を休止し、浴槽内のタイルの修繕や清掃方法の改善を行った。水質検査の結果、基準値以下となったため、21日午後5時から営業を再開した。