レジオネラ検出も営業…水質検査もせず 和光市のスポーツ施設「担当者の報告ないから保健所に報告できず」/埼玉
2017年(平成29年)12月8日付け埼玉新聞は、和光市は8日、施設内の浴場の水質検査で、レジオネラ菌が基準値を超えていたにもかかわらず、浴場の営業を続けていたとして、同市新倉のスポーツ施設「和光市勤労福祉センター・アクシス」の浴場利用を8日から中止したと発表した、と伝えた。
市によると、同センターは7月の水質検査で、1階の男子浴槽から基準値を超えるレジオネラ菌が検出されていたが、市や朝霞保健所に報告せず、運用を続けていた。今月7日、朝霞保健所の定期の立ち入り検査で発覚し、利用中止を決めた。
県公衆浴場施行条例では、浴場の水質検査を年2回(7月と11月)実施することが義務付けられているが、同センターは11月の水質検査も実施していなかった。
同センターは1992年に開業し、2011年度から市が指定した指定管理者「シンコースポーツ・サンワックス共同事業体」が運営している。
同管理者は「設備担当者が基準値を超えたことに責任を感じて会社に報告しなかったため、保健所への報告ができなかった」と説明しているという。
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