銭湯経営者に罰金、レジオネラ菌で2人死亡/岩手
2017年(平成29年)9月13日付け朝日新聞は、岩手県盛岡市の公衆浴場「銭湯 岩手山」で2015年、利用客14人がレジオネラ菌に感染し、うち2人が死亡した事件で、盛岡区検は12日、当時の経営者の男性を業務上過失致死傷の罪で略式起訴したと発表した、と伝えた。
8月31日付。盛岡簡裁は6日、男性に罰金100万円の略式命令を出した。
起訴状によると、男性は浴槽やタンクの清掃を怠り、利用客13人をレジオネラ菌に感染させ、肺炎などで死傷させたとされる。
盛岡地検は、業務上過失致死傷容疑で書類送検されていた当時の店長の女性について不起訴処分とした。地検は女性の処分理由を明らかにしていない。また、死亡した利用客1人について「レジオネラ菌と死因の関係が不明確」として経営者の男性を不起訴処分とした。処分はいずれも8月31日付。